2008年5月27日〜2008年6月13日 中欧紀行 中編その4 |
2008年6月5日 スピシュ城。 はるばる東部スロヴァキアくんだりまできたのもここに行きたかったから。 7時起床。すばやく準備してプレショフのバスターミナルへ。8時到着。 しかしバスは10:55までない。仕方なくまた宿へ戻ってちょっと肌寒いからウインドブレーカを取ってきたり、アイススタンドを攻めたりする。市内の中心広場では『お祭り騒ぎ』の予感です。 |
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バスはハイウェイを走る。そしてツアラーたちも走ってゆく。なだらかな丘陵地帯に点々と茶色い牛の群れが見える。アイスもまた、食物連鎖の一員として大事な役割を担っているのだと感じる。 |
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到着したのは、Spišské Podhradie という小さな町。 バスターミナルと呼ぶには小さすぎる町の停車場からは、お城まで歩いて40分くらいかかると案内板には書いています。 お城までの道は、路肩が8センチくらいしかなく、自動車がびゅんびゅん走り抜けていくので、後でまた書きますがこの案内板通りの道はおすすめできないです。 |
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誰も歩いている人のいない道を黙々と歩き続けると、丘の上にそびえ立つ城壁が、見えてきます! ふつふつと沸き立ってくる興奮を鎮める沸騰石のように、ほとばしる激情を高校時代に聴いたりしていた歌などに置き換えて、歌う。口ずさんだり、鼻歌などではなく、だれも見ていない独りのときの通常通りに、歌う。 |
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歩いてきた坂道を振り返ってみて、目に入るのは、 赤茶色の屋根・緑の森・少し明るい緑の畑・黄色い菜の花畑、 めいめいいっぱいに太陽の光を反射していた・・・ そしてここは、 初めて踏んだ土地。 今は、 二十一世紀。 |
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ついに入城すると一歩一歩、踏み出す毎に、はやる気持ちを抑えきれません。 |
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少しずつ崩れていき、やがては跡形もなくなってしまうであろう廃城。その歴史の一瞬間に立ち会えたことを幸運に思います。 |
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