2008年5月27日〜2008年6月13日 中欧紀行 中編その1 |
2008年6月2日 いよいよプラハとも一旦お別れ。6泊したスポーティな宿泊施設をチェック・アウトして、今日はスロヴァキアへと移動です。 まずはチェコ第二の東部の都市ブルノまでバスにて快適なクルージングとしゃれ込むつもりだったのですが、高速道路がガタガタで、下からの突き上げがひどく、とても疲れてしまいました。 ですから、ブルノからは鉄道で移動することにしました。ベルリンからの国際列車だったので先客が多かったですがやっぱり鉄道は快適です。 ブルノから約2時間、ラグジュアリー・サルーンでのひと時を過ごしたかのような幻惑にとらわれつつ、スロヴァキア共和国の首都、ブラチスラヴァ中央駅のホームになめらかに滑り込んだインターナショナル・リミテッド・エクスプレスからわたくしはさっそうと降り立ったのでした。 |
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さて、さっそうと降り立ったわたくしはその足で足早に銀行へと向かい、sk(スロヴァキア・コルナ)への両替をとっとと済ましちまい、今度は矢継ぎ早にホテル・キエフへとチェック・イン! これにてめでたく今日の野暮用を済まし、後は日没までフリー・タイム!18時近くなっていますがまだまだ明るいです! |
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ブラチスラヴァの旧市街はホテルからほど近く、こじんまりとしているので歩いて回れます。 まずは気合いを入れるために街角のアイス・スタンドでアイスを2スクープ買います。パインとグレープフルーツ。安くておいしい!が気合いが入りすぎたのかコーンが根元から折れました。 |
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街にはかわいらしい雑貨店などもあり女性にもおすすめです。 |
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だんだんと傾いていく太陽。時の流れがグリップを失い、いったい今がいつの時代なのかが分からなくなる。 |
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とっぷりと日が暮れてしまう前に、あの小高い丘に、あそこに見えるブラチスラヴァ城に、登らなければ! |
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城の門をくぐってふと振り返ったとき、背後に四角い高層建築物を認め、わたくしははっと我に返る。しかしそこに冷たさや空虚感はなく、懐かしい感覚にとらわれている自分に気付く。 |
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そう、そして今度はわたくしの中の記憶がギヤ抜けを起こし、あの頃の風景が現実に取って代わる。 夏 後半 午後四時 緩い坂道 暖かいアスファルト 降ってくるせみの声 これがわたくしの原風景なのだという確信を持って・・・ |
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そして高台の城壁から、青くはないが美しいドナウ、はるか黒海までいくつもの街を抱きながら続くドナウを見下ろす。 |
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今わたくしは、ついにこんな所まで来てしまった・・・!あまりにも大きすぎる地球。いったい自分ほどの人間が、かくまで巨大なスケール感というものを味わってしまっていいのだろうか。しかしこれこそが、わたくしが旅というものに求めているものなのかもしれません。 |
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夕食はまたもやテスコです。実はホテルのすぐ横がテスコで至極便利がいいのです。お惣菜とカマンベールチーズを食べました。ビールはブドヴァイザー・ブドヴァルです。最近アメリカのバドワイザーに裁判で勝ってドイツでアメリカのバドワイザーの商標が使えなくなったみたいですね。左の写真はホテルの窓からの風景です。一応首都なのでこのようなアーバンなところもあるのです。 |
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