PIAGGIO VESPA P125X (1979年式)

まずは見栄を張るため、このバイクが一番かっこいいと思う角度から
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Pシリーズはフロントフェンダーとかサイドカバーとかがぼてっとしているため、真横から見るのが一番軽快感があっていいとわたくしは思っています。入手時より全体にガンメタに塗られていました。よくデジカメでバイクを撮るときれいに撮れてしまう事が多いらしいですがそんなマジックでもごまかしきれない程の擦り傷がたくさんあります。
12V電装でウインカーこそあるものの、混合給油、バッテリーレス、ポイント点火というP/PXシリーズの中でもシンプルな初期のモデルです。
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この角度までなら、何とか耐えれるでしょうか。愛知万博のイタリア館の所で、「ベスパのP/PXシリーズは史上最も生産されたスクーターです」というような事が書いてあり、一度はベスパに乗っておいて損はないだろうという事で入手したものです。わたくしは機械製品に対して、スペシャルなものも好きなのですががんばって大量生産したものとか、廉価版みたいなものに妙に魅かれる部分があるのです。ベスパだったら50Rとか125Uとか。わたくしが最初に入手したバイクはスーパーカブでした。電車でも特急車両より普通、快速とかの車両の方が好きです。
それはさておき車体の前半部分では、ブレーキ・クラッチレバー、ウインカーレンズ、などを黒いものに替えてかっこつけてみました。ボディカラーのおっさんっぽさを少し軽減できたでしょうか?ミラーは100円ショップで200円で買ったものですがすぐ角度が変わって困ります。
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ぼてっとしてますねー。やっぱり後ろ姿はランブレッタの3型の方がスリムスタイルと言われるだけあって好きです。まあその辺は重量感がある方が好きな方もいらっしゃいますから個人の好みですね。
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この角度は嫌いじゃないです。そして大阪市の原付2種甲類にのみ許されていた黄色のナンバープレートがお気に入りです。残念ながら今登録するとピンクになってしまいますが。
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そしてこのタウンページっぽいナンバープレートに合わせてエンジン周りを黒と黄色でかっこつけてみました。
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一応、125ccなのですが、ある時エンジンに故障を抱えてしまい、その際思い切って修理ついでにパワーアップしました。
パワーアップ内容は、吸気:デロルトのSi20ミリから24ミリに、シリンダー:ピナスコのアルミ、駆動系:Mazzucchelliのレーシングクランク、一次減速Poliniアップギヤ、排気:scootRSのノーマルっぽいが若干抜けが良さげなマフラーといった所でしょうか。こういう事をやるのは初めてだったので無難な組み合わせにしました。あとプラグキャップとコードは純正品の接触が悪かったようなのでNGKのタウンページ色に替えてあります。点火はポイントのままです。ちなみにわたくしはタイガースファンという訳ではないです。途中何度も挫折しながらやっとこさ組み上げたエンジンなのでちょっと愛着があります。まあ初心者のわたくしでもできる程ベスパのエンジンは単純という事です。
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またバラした際にフライホイール、フライカバー、キックレバー、リアドラム等を着色しました。ペンキを刷毛塗りですが。フライホイールは回転混色の効果を狙って2色に塗り分けてみましたが回るとほとんど黄色にしか見えません。が、デジカメで動画を撮ってみると、ちょっとだけおもしろい感じになりました。

色彩検定の参考にはなりません。排気音は排気量が上がった事とマフラーの造りが大ざっぱなためかノーマルより少し大きいです。ただ、ノーマルよりハイギヤードになったためか速くなったのに燃費が良くなったのはうれしい誤算でした。大体1リットルあたり30キロちょっと走ります。加速や、上り坂でのパワーなども格段にアップし、大満足です。もう駆動系はこれ以上いじらないでおこうと思います。
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実走かは分かりませんが、この写真を撮った日ちょうどメーターが7777キロになりました。
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入手時よりサイドスタンドが付いていました。エンジンマウントと共締めするもので多分本来メンテナンスをしやすくするためのものではないかと思います。ギヤシフト、クラッチ、後ブレーキワイヤーなどの交換、調整がしやすいです。これで立たせると車体が45度くらいに傾きます。それはそれでおもしろいですが。欠点としては左カーブのとき攻めすぎたり2人乗りしてたりすると擦りやすいです。
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実はこのサイドスタンドを付けるとスペアタイヤがうまく収まらないのですが、車体との間に高ナットをかましてタイヤを裏表逆に付ける事によってスペアタイヤをうまく収めつつ、タイヤをつけたまま空気の補充ができるという工夫をしました。ただこれをやった場合、純正で付いているスペアタイヤカバーが付けられるかどうかは、分かりません。
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